海外ミステリドラマ「 グランチェスター 」season2の感想レビュー

グランチェスターseason2感想レビューのアイキャッチ ドラマ

今回は、人気海外ミステリドラマ「 グランチェスター 牧師と刑事の殺人捜査・season2 」を視聴完走しましたので、感想レビューしたいと思います。

「 season2」になって、キャラクターに変更はあったのか?

シドニーとアマンダとの関係はどうなったのか?

そしてヒルデガード推しの筆者には、もうヒルデガードは出てこないの?が、いちばん知りたかったことでした。

牧師と刑事のイメージ

グランチェスター season2 」は、「 season1 」とは少し雰囲気が変わったように感じました。

「season1」では、戦争の影響が色濃く出ていて、人間関係や犯罪の動機にも強い影響を与えていましたが。

「season2」では、前回で受けたトラウマや「 罪 」に対する考え方。

人間関係の変化が、より深く描かれています。

そういう面では、「 season1 」を見ていないと「これ何のことかな?」というシーンはあります。

しかし、後から説明してくれたりするのでそんなに視聴に不都合はありませんでした。

それに何と言っても、おもしろい!ので大丈夫です。

犯人などの重大なネタバレはナシで、紹介していきたいと思います。

よかったら、見ていってください。

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・「グランチェスター・season1」の感想レビューはコチラからどうぞ


「 グランチェスター 牧師と刑事の殺人捜査・season2 」

結論として、アマンダは結婚して「 ホプキンズ夫人 」になっています。

そしてアマンダとシドニーの関係は、アマンダが結婚した後も微妙な友人関係のままで「 season2 」は始まるのです。

結婚のイメージ

(画像はイメージです)

さすがにジョーディ警部はシドニーを心配して、「 恋人候補 」を連れてきますがデートは失敗の連続。

それでも良い出会いがあってデートに誘われても、やっぱりシドニーはなかなか乗り気になれないのです。

ジョーディ警部が言います「 いつも魅力的な女性に好かれてもお前が二の足を踏む 」

やはりシドニーの心の中には、アマンダがいるのです。

そして、「 season1 」での筆者の推しだったヒルデガードはまったく出てきませんでした。(泣)

しかし、この「 season2 」で筆者にもアマンダの良さがわかりました!(やっと)

「 グランチェスター season2 」では、こんなにいろいろアマンダにあったらさすがにこっちも応援するよ〜!

という展開になります。


登場人物

田舎のイメージ

(画像はイメージです)

  • シドニー・チェンバース(演:ジェームズ・ノートン)
    • イケメンマッチョ牧師
    • 現実逃避としてジャズと酒と煙草に逃げまくる
  • ジョーディ・キーディング(演:ロブソン・グリーン)
    • ケンブリッジシャー州警察の警部
    • 警察には話さない事も牧師のシドニーには話すだろうと始めは利用していたが、やがて真の友人になる
  • アマンダ・ホプキンス(演:モーヴェン・クリスティ)
    • 元・絵画修復師で、家のために結婚を決める(旧姓ケンダル)
    • シドニーとはただの友人とはいえない微妙な関係
  • マグワイア夫人(演:テッサ・ピーク=ジョーンズ)
    • シドニーと教会の世話をしている、歯に衣着せぬ物言いをする
    • 規律の面でアマンダを嫌っているが、根は優しくて頼りになる
  • レナード・フィンチ(演:アル・ウィーヴァー)
    • 読書を愛する副牧師
    • season2では、愛する人と出会うことになる

各話のみどころ

海外ドラマ「 グランチェスター 牧師と刑事の殺人捜査・season2も全6話です。

各話45分と視聴しやすい時間となっています。

ですがseason2は、1話完結方式だったseason1とはちがい。

第一話の「 突然の逮捕 」での事件がずっと、シドニーやジョーディ、そして村の人々に重くのしかかっていきます。

各話ごとの事件の合間に、第一話での事件の犯人に対する考え方や、人々の信念のちがいによるすれ違いのために喧嘩が起きたりします。

信仰のイメージ

(画像はイメージです)

人によって違う「 正義 」と信仰に、苦悩する牧師としてのシドニー。

やがて、裁判のゆくえが描かれるのです。

そういう意味では、「 season2 」は連続ドラマの醍醐味と、おもしろさが存分に味わえる作品になっています。


第一話「 突然の逮捕 」

ジョーディ警部一家と楽しくピクニックを過ごして帰ってきたシドニーは、突然逮捕されてしまう。

容疑は「 未成年者への性的暴行 」

15歳のアビゲイルの父親が、日記にシドニーとの交際が書かれていたと訴えたのだ。

無実を証明するために、行方不明になっているアビゲイルと日記を探すシドニーとジョーディ警部だがアビゲイルの遺体がみつかる。

日記のイメージ

第一話のアビゲイルの事件がこの後、シドニーや関係者にとって、とても重く人生を変えてしまうような出来事になるとは思わずに見始めました。

いつだって、誰だって、少しでも判断を誤ればどんな方向へも簡単に転んでしまう。

救いの手を差し伸べるむずかしさ。

時代背景もありますが、「 あの時こうしていれば… 」というやるせなさと、無力感の残る第一話でした。


第二話「 危険すぎる捜査 」

シドニーの母校、コーパス・クリスティ校でヴァレンタイン・ライアル教授が礼拝堂の上から飛び降りて自殺した。

しかし実際は他殺だと判明。

シドニーはジョーディ警部と共に母校を捜査することに。

ライアル教授の研究室で記号が書かれたメモの燃え残りを発見したシドニー。

礼拝堂のイメージ

(画像はイメージです)

ジョーディ警部は「 season1 」で撃たれたことによって、銃に対する後遺症に苦しみます。

なおかつ、学長に捜査を控えてほしいとシドニーや家族を人質に取られるような発言をされ、八方ふさがりの状況になってしまうのです。

それでも、遺族のために「 真実 」を求めるシドニーがたどり着いた「 事実 」とは。

すべてを明らからにすることが、人のためになるわけではないという時が生きているとありますよね。


第三話「 愛のための犠牲 」

教会にいたテオ・グレアムから「 下宿先の主人を殺した 」との告白を受けたシドニーとジョーディ警部。

急いで下宿先に向かうが、なんと死んだはずのエリックは生きていた。

しかしその後、警察にジョーディ警部を訪ねてきたエリックはシドニーたちの前で車にひき殺されてしまう。

セオが復讐を遂げようと轢き殺したのか?しかし、セオは殺していないと言って逃げてしまう。

チェロのイメージ

(画像はイメージです)

この回で、副牧師のレナードは恋人候補の男性といい関係になっていきます。

しかしやはり周りの目が気になって、なかなか先には進めないレナードなのです。

そして、シドニーは変わらずにいろんな女性に甘々で、見ているこっちが心配してしまいます。

そんな中、アマンダはなんとも変えられない結婚生活の状況に切羽詰まっていました。


第四話「 謎多き自殺 」

シドニーは富豪で馬主のレジー・ローソンから、自殺した先妻・アナの亡霊に悩まされていると相談を受ける。

再婚していたレジーには現ローソン夫人がおり、夫人は亡霊など迷信だと否定するが。

事実、家に入るとアナの好んでいた香水の薫りがしたり、アナの購入した絵画がひとりでに落ちたりと不思議な出来事が起きていた。

そしてその晩、レジーは厩舎で首をつって自殺してしまう。

しかし違和感を覚えたシドニーは、他殺を疑い彼の周辺を調べ始める。

女性の幽霊のイメージ

(画像はイメージです)

アビゲイル事件の裁判が始まり、シドニーとジョーディ警部は各々の「 自分たちの信じる正義 」のために証言をすることになります。

コンビを組んで事件を解決してきましたが、シドニーとジョーディ警部は考え方も性格もまったく違うためにたくさん衝突してきました。

その度に絆を深めてもきましたが、自分の信じているものを曲げることはふたりともできません。

そして、最大の山場であるアビゲイル事件での裁判の結果が示されます。

「 まだ遅くない 」とアマンダと向き合うことを決めたシドニーですが、状況はもう変えられないところまで来てしまっていました。

その事実を知ったシドニーの表情と、アマンダの苦悩の涙が忘れられません。


第五話「 社会の示す正義 」

日常的に妻・リタに暴力を振っていたエディをジョーディ警部が窃盗容疑で逮捕する。

リタに同情して、関心を寄せていた警部をよく思わないエディは、護送車の中でもジョーディ警部に悪態をついていて二人は険悪な雰囲気だった。

そんな中、エディが拘留中に死体で発見される。

最後にエディに会ったジョーディが疑われ、捜査権も奪われてしまう。

絞首刑のイメージ

(画像はイメージです)

撃たれたことによる後遺症や、戦争の消せないトラウマ、アビゲイル事件などで、ジョーディ警部は自分を見失ってしまい。以前とは人が変わってしまったようでした。

シドニーでさえも、ジョーディ警部を信じきれなくなっていたのです。

本当にジョーディ警部がエディを殺したのか?

現場の状況的にはジョーディ以外の犯行は不可能でした。

それでも、ジョーディ警部の無実をはらそうと牧師なのにすっかり板についた尾行までして糸口をつかむのです。


第六話「 罪を許す勇気 」

ジョーディ警部との喧嘩の後、シドニーは酒浸りになり自暴自棄になっていた。

大執事はそんなシドニーを教区から追い出そうとたくらみ、副牧師のレナードに後任の話を持ちかける。

マグワイア夫人はシドニーを心配して、立ち直るように説得してくれる友人たちを訪ねていた。

すると、逃げていた重要な人物がシドニーの前に現れる。

墓地のイメージ

(画像はイメージです)

「 season2 」の大きなテーマだった「 贖罪(しょくざい) 」と「 赦し(ゆるし) 」

まず副牧師のレナードがとてもとてもがんばります!

大切な人の言葉に背中を押されて、勇気をだしてシドニーのピンチを救ってくれるのです。

マグワイア夫人も、自暴自棄になり、すべてが投げやりになってしまったシドニーを助けたくて奔走します。

そして、アマンダは重大な決意をするのです。


配信プラットフォーム

「 グランチェスター 牧師と刑事の殺人捜査 」season2が視聴できるのは。

  • シネフィルWOWOWプラス:シーズン1〜9まで見放題配信
  • U-NEXT:シーズン1~5が見放題で配信中
  • Hulu:2025年4月18日よりシーズン1、2が見放題配信開始
  • Amazonプライムビデオ:シーズン1は見放題。( シーズン2以降はレンタルまたは購入が必要です )

(2025年5月現在)

※ご視聴の際は、各配信サイトで最新の配信情報を確認してからご利用ください


まとめ

いかがだったでしょうか。

グランチェスター season2 」は、「 season1 」とかなり雰囲気が変わっていました。

誰もが罪に苦しみ、その苦しみからまた新たな罪を犯してしまう。

罪を犯した者を「 赦す 」ことの難しさを考えさせられるドラマでした。

1950年代という時代背景もありますが、誰もが生きづらさを抱えながら。大切なひとと温かな時間を過ごすためにみんながんばって生きています。

海外ミステリードラマ「 グランチェスター 」を見ると、「 受け入れる優しさ 」や「 信念 」をつよく感じます。

「 season3 」も楽しみです!

少しでも参考になれば、うれしいです。

読んでくれて、ありがとうございました。

まめでした。

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