もっと早く読めばよかった!Kindle Unlimited で読んだ古典ミステリ小説

KindleUnlimitedでもっと早く読めばよかったと後悔いした古典ミステリ小説のアイキャッチ ミステリ

古典を読むために継続していた

こんにちは、まめです。

来てくださってありがとうございます。

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今回は、読んでみたらすごく面白かった古典ミステリー小説を感想レビューしたいと思います。

まめは、「Kindle Unlimitedを無料お試し3ヶ月」を体験してから、課金継続しています。

その理由の大半といってもいいのが「 昔の本格推理小説読みたい! 」というものです。

Kindle Unlimitedで読み放題になっていた作品で「 ジョン・ディクスン・カー 」の著作を多く見つけたので、翻訳の不安がありつつも何冊か読んでみました。

そこは読み放題ということで、やはり翻訳が合わなくてイマイチな評価になってしまったものもありましたが。(単純におもしろくn…というものも正直あります)

これは面白かった!おすすめしたい!という作品を挙げてみたいと思います。

ミステリー小説好きだけど、あんまり長いのは苦手な方や。

王道の探偵小説に興味がある方に読んでみてもらいたい作品たちです。

よかったら最後までご覧ください。

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探偵小説の巨匠「 ジョン・ディクスン・カー 」

推理小説好きには有名な作家ですが、1906年生まれで1977年に亡くなったので若い世代の方には馴染みがないのかもしれません。

かくいうアラフォー世代のまめも、はじめて買って読んだジョン・ディクスン・カーは、2016年に新訳で創元推理文庫から発行された「 緑のカプセルの謎 」でした。

ギデオン・フェル博士シリーズで、発表は1939年(!)です。

この作品がおもしろくて、ジョン・ディクスン・カーの他の作品を読みたい!と思い探したのですが、なんせ作品数が多い!日本では80冊以上の作品が翻訳されているそうです。

大体一冊あたり900円〜1,000円の本を翻訳の良し悪しもわからずに、買える勇気も財力もまめにはありませんので、作品数を読むのはなかなかハードルが高かったんですよね。

それが今では、サブスクリプションで定額でたくさん読めるのです!なんていい時代になったんだ(泣)

だいたい、『逸品』とか『傑作』だの紹介されても、謳い文句通りのおもしろさかは読んでみないと分からないですもん。まめは過去のいくつもの失敗から、海外作品は翻訳にかかっている!と断言してもいいと思っています。

ちなみに

・「 ジョン・ディクスン・カー 」名義では、主に怪奇趣味を取り入れた本格ミステリを執筆していて、ギデオン・フェル博士が登場する作品が多いです。

・一方で「 カーター・ディクスン 」名義では、ヘンリー・メルヴェール卿が登場する、ユーモアを基調としたミステリが執筆されています。

(Perplexity 参照)

「 死がふたりを分かつまで 」

1冊目は「 死がふたりを分かつまで 」翻訳・仁賀克雄

(出版社 ‏ : ‎ グーテンベルク21 /発売日 ‏ : ‎ 2013/3/29)

死がふたりを分かつまでイメージ画像

( あらすじ )

「きみの婚約者レスリーは、過去に3人の男をつぎつぎと毒殺したのだ」

劇作家マーカムにこの恐るべき話を聞かせた有名な病理学者はその翌朝、青酸を注射され、密室のなかで死んでいた。

はたして、彼女は毒殺魔なのか? 

平和な村に渦まく黒いうわさ…複雑怪奇な謎にいどむフェル博士。密室の謎は解けるのか? カー中期を代表する傑作。

愛した人は殺人者なのか? 」疑いだしたらキリがない、疑惑のクモの巣に捉えられてしまった劇作家のマーカム。

しかも、その絡まった疑惑の糸を放った人物は殺されてしまった。密室と呼ばれる状況で。

誰が?なんのために?

婚約者のレスリーは、警察が来ることと自分の名前が世間に出ることを恐れているようだった…。

人が人を信じる根拠とはなんだろうか?と、考えずにはいられない作品でした。

その人を形づくる、構成するものとは何なのか。うわさや経歴、性格、それだけでは人を判断したり、安易に信じたりすることはできない。

自分の愛して信じていたものが、見えていた世界が、裏返るとき。

みえてくる事件の全容。

翻訳は、「 え、そんなこと言うの? 」とドキッとするようなちょっと差別的な表現があったりしますが、なにぶん古典作品ですのでそこはご了承ください。

ストーリーの中心にはあまり関わってこない違和感なので、気にならなかったです。

・まめが読んだ、電子書籍のKindle版はこちらになります。


死が二人をわかつまで

・こちらは楽天ブックスで購入できる電子書籍版です。


「 曲がった蝶番 」

2冊目は「 曲がった蝶番 」翻訳・妹尾韶夫 

(出版社 ‏ : ‎ グーテンベルク21 /発売日 ‏ : ‎ 2014/7/4)

曲がった蝶番イメージ画像

( あらすじ )

色あせたケント州の大地を眺めながら、ペイジは思った。変事が続きすぎる。去年は近所で強盗殺人事件があり、いまは宿屋に探偵が泊まっているという。

しかも、村の旧家ファーンリ家の当主に、偽者ではないかという疑惑が起こった。

25年前のタイタニック号沈没時に、自分たちは入れ替わったと主張する男が出現したのだ! 

どちらが本物か、その判定もつかぬうちに殺人が起こる…スコットランドヤード顧問のフェル博士が登場する。

正直、あらすじを読んだ時はあんまり期待していませんでしたが、読み始めたら止まらなかったです!

物語は「 自分こそがファーンリ家の正当な当主、ジョン・ファーンリだ 」と名乗る男が現れたことから始まります。

15歳でアメリカに渡る途中で、タイタニック号沈没事故に合いながらも、命からがら帰ってきた男は偽物だったのか?はたして、どちらが本物のジョン・ファーンリなのか?

今夜19時、ファーンリ家でどちらが本物なのかが分かる「 決定的な試験 」が行われるという…。

ハイ、おもしろい。決定。

どっちが本物のジョン・ファーンリか、めちゃくちゃ気になりますよね。

ミステリ小説では殺人などの事件が起こるまでというのは、いわば助走のようなものだと思うのですが。この作品は「どちらが本物なのか?」という最初の疑問を最後まで引きずりつつ、

屋外なのに密室殺人 」というとんでもない謎まで放り込んでくるという、盛り沢山な作品です。

テンポもよくて、次の展開が早いので飽きさせないというのも大きかったですね。

トリックなどに関しては、なるほどちゃんとその部分に関心を寄せた文章があるし。まめも「 ん? 」と引っかかったので、ずるいなーとは思わなかったです。

翻訳はたまに語尾が気になりますが、とてもおもしろかったです。

・こちらが読んだ電子書籍版です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

2冊とも、ギデオン・フェル博士シリーズからでした。

まめはジョン・ディクスン・カーの代表作といわれる「 三つの棺 」も読んだのですが。

こちらは、いやー長かった…800ページ超えでした。

最初の暖炉の部屋のシーンで脱落しかけましたもん。

その印象が残っていて、面白いんだけど長くて読みづらい苦手感覚のまま、手をつけてこなかった作品がたくさんあるのでこれから挑戦していこうと思っています。

だからこそ、この2作品はもっと早く読めばよかった〜!と後悔した作品でしたね。

面白かったです。

少しでもお役に立てて、興味をもってもらえたら嬉しいです。

まめでした。

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