海外ミステリドラマ「 シェトランド〜離島の殺人捜査官 」Season2−①・感想レビュー

シェトランド〜離島の捜査官Season2-1感想レビューのアイキャッチ画像 ドラマ

海外ドラマ「 シェトランド〜離島の殺人捜査官 」のSeason2を視聴完走しましたので、その感想をレビューしていきます。

重厚な社会派ミステリーの小説を立て続けに読んでいたので少し疲れてしまい、目に止まった作品です。( それでもミステリドラマを選んでしまうサガ… )

Season1が面白かったので、迷いもなくSeason2へ。

正直、Season1は人間関係の説明が不十分なところが感じられましたが、Season2では丁寧に説明してくれていました。

キャラクター相関関係も変わらないので、Season2から視聴し始めても支障はないほどです。

今回は「 シェトランド〜離島の殺人捜査官 」Season2の「 第1話と第2話 大鴉の啼く冬 」の感想レビューをしていきたいと思います。

結論、おもしろかったです!

19年も昔の事件と、現在の事件の関係が明らかになる過程が、せつないです。

犯人などの重要なネタバレはナシで紹介していきます。

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シェトランド・Season2

シェトランド〜離島の殺人捜査官 」Season2は、全6話( 各58分 )あります。

・2014年・イギリス制作。

ただし、ひとつの事件で6話ではなく。

前編・後編で1つの事件を描いていて、3つの事件で「 Season2 」という構成になります。

  • 大鴉の啼く冬 」前・後編( 第1話・第2話 )
  • 澱んだ水 」前・後編( 第3話・第四4話 )
  • 青雷の光る秋 」前・後編( 第5話・第6話 )

と、いうことは全話のレビューを書くとたいへんに長くなりますので。

今回は「 感想レビューSeason2−① 」として、「 第1話と第2話 大鴉の啼く冬 」をレビューしていきます。

(出典:Googleマップ)

「 大鴉の啼く冬 」

( あらすじ )

夏至の夜、浜辺でパーティに参加していたキャサリンとサリー。その帰り道、ふたりは隠遁生活を送る初老の男性マグナスの家に立ち寄る。

キャサリンは異端児で、周囲から変わっていると思われている人物と積極的に関わりを持とうとしていた。

2日後、浜辺でキャサリンの遺体が発見される。

疑われるマグナス。周囲からの容赦ない視線と嫌がらせ。

明らかになった19年前に行方不明になった女児の存在が、現在の事件に何を問いかけるのか。

海岸の画像

事件はレイヴンズウィックという村で起こります。

いくら周りの大人に煙たがられていたとしても、17歳のキャサリンはなぜ殺されなければならなかったのか?

海岸に無惨に打ち捨てられたキャサリンの姿が、ペレス警部の胸に迫ります。

登場人物

  • キャサリン・ロス( 被害者。母親が亡くなって寄宿舎から村へ越してくる、孤独を好む )
  • サリー・ヘンリー( キャサリンの友達。嫌われている教師の娘で、抑圧されている )
  • マグナス・ベイン( 孤立する初老の男性。変人と噂されている )
  • アラン・イズビスター( 実業家でプレイボーイ )
  • ユアン・ロス( キャサリンの父親。油田工場で働くため、いつも家をあけている )
  • カトリオナ・ブルース( 19年前に失踪した少女。崖から落ちたと判断され、遺体は未だにみつかっていない )

舞台は夏至

前作のSeason1「 野兎を悼む春 」は、島の伝統的なお祭り「 火祭り 」の準備期間に事件が起きました。

今回は、「 夏至の日 」に事件は起こります。

白夜のイメージ画像

シェトランド諸島では、夏至( 6月20日頃 )は特別な時期で、夜がほとんど暗くならない「白夜」の現象が見られます。

この時期は、地元の人々にとって祝祭の機会でもあり、さまざまパーティが開かれたり気の合う仲間と集まったりと、街中がざわめいています。

事件のあと防犯カメラを確認すると、( 防犯カメラでは6月13日 )午前3時まえに白夜の中をひとりで歩くキャサリンの姿がとらえられていました。

ふたつの事件

家のイメージ画像

キャサリンが父親と住んでいる家は、19年前に失踪したカオリオナが住んでいた家でした。

父親によると、キャサリンはカオリオナの失踪事件に興味を持っていたようです。

現場からも、家からも見つからないキャサリンの携帯と家の鍵。

なぜ持ち去られたのか?

19年も経って起った殺人事件は、カオリオナの失踪事件と同一犯によるものなのか?

変わっていると陰口を叩かれ、隠遁生活を送る孤独な男性のマグナスに、周囲からの疑惑が集中します。

すべての関係者が言わないでいること

事件の関係者たちが、自分の不利になるからと情報を警察に隠すというのは、よくあることだと思います。

しかし今回の事件での関係者たちは、「 キャサリンの殺人事件についての情報 」を隠すというより。

みんなが、何かしらのものから「 逃げている 」ように感じました。

「 むかしの自分 」「 現実 」「 家族関係 」

みんなが逃げつづけて、目を背けていたものに、光をあてようとしたことから、すべてが始まってしまいます。

カラスの画像

気になったキャラクター

今作の気になったキャラクターは「 カオリオナ・ブルース 」です。

7歳の少女の失踪というだけで、心が痛くなりますが。

19年も前の事件というと、詳しいことを知っている関係者の記憶も曖昧になり、関係者たちにとっての都合のいい証言になっていってしまいます。

そして悲しい出来事だったがために、人々は記憶にフタをしてしまう。

「 頑固で甘えん坊 」「 気が強くて、よく先生に怒られていた 」「 涙を流していた 」

ほんとうの「カオリオナ・ブルース」はどんな子どもだったのか?

それが分からないのが、寂しいなと思いました。

本人不在のまま、決められてしまうイメージや存在のカタチが、悲しかったです。

7歳の少女のイメージ画像

配信プラットフォーム

海外ドラマ「 シェトランド〜離島の殺人捜査官 」を見られる配信プラットフォームは、こちらになっています。

  • Hulu
  • AXNミステリー( テレビチャンネル )
  • U-NEXT( Season1〜6 )【 2025年1月現在 】
  • Amazon Primeビデオ( Season1〜2までPrime見放題 )【 2025年1月現在 】

※ご視聴際は、各プラットホームで最新情報を確認してからご利用ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

海外ドラマ「 シェトランド〜離島の殺人捜査官 」Season2の「 第1話と第2話 大鴉の啼く冬 」を感想レビューでした。

やさしい男性のイメージ画像

ペレス警部の、相手に挑発されてもそれに乗らずに受け止めて、話をしようという姿勢が好ましかったです。

それなのに、なんの証拠もなしに疑いをかけたり、捜査の進展がなかな進まず被害者の親族が苦しい思いをしている時は。周りがびっくりするくらいの感情を爆発させたりします。

そんな人情派なペレス警部の魅力に、沼る作品なのだと感じました。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

まめでした。

・海外ドラマ「 シェトランド〜離島の殺人捜査官 」Season1

野兎を悼む春の感想レビューもあります。よかったら参考にしてください。


シェトランド 離島の殺人捜査官

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