きましたシーズン3!
こんにちは、まめです。
来てくださってありがとうございます。
今回は、海外連続ドラマ『 THE BRIDGE / ブリッジ 3 』を視聴完走しましたので、感想レビューをしたいと思います。
いよいよきました、第3シーズン!
U-NEXTでは『 ついに明かされるサーガの過去! 』とかなり煽ってくれています。
過去2作で、サーガ・ノレーンの正直すぎる性格と、事件を解決することで自分を保っているような存在の危うさに魅了された方が多いのではないでしょうか。
ストーリーの面白さもさることながら、登場人物たちの感情や行動の複雑さが沼になる、北欧ミステリードラマ『 THE BRIDGE / ブリッジ 』
シーズン3になったことで、なにか変化があったのか。
長く続いたことで、内容的に中だるみにはなっていないのか?
ネタバレなしで、紹介していますので最後までよかったらご覧ください。
ただ、「 シーズン3から見ても大丈夫なのか? 」と聞かれたら、細かい心情の部分は理解が追いつかないかもしれません。
それでも、サーガが必死に事件を追うことには変わりないので、興味を持たれたらぜひドラマ本編も見てみてもらいたいです!
さまざまな関係が変わっている
サーガの周辺の変化
今作では、サーガの相棒が変わります。日本の有名な某相棒ドラマでも( そのまんまやんけ )シーズンごとに相棒変わりますしね。
まぁその理由はさまざまあり、悲しくてさみしいですが我らがマーティンはここで交代となります。
しかし、そこはドラマ『 THE BRIDGE 』ですよ。
簡単には相棒をハイ交代、とはさせてくれませんね!そういうことしちゃうかいっ、ていう展開ののちにサーガの新しい相棒になるのは「 ヘンリック・セアボー 」です。
視覚認識に長けている有能なデンマークの捜査官です。
・・・が!やはり秘密を抱えている1人でもあります。
プライベートも仕事も順調〜でハッピー!なんて人は出てこないのが、さっすが北欧ミステリーです。
主要登場人物紹介
- ヘル・アンカー( LGBTQの活動家、最初の被害者)
- モーテン・アンカー( 被害者ヘルの息子、見えないがなんと27歳 )
- リーセ・フリース・アナセン( 保守派のブロガー、キツめの性格 )
- フレディ・ホルスト( 実業家、やってることはエグいが物語中1番人の話を聞く人 )
- クラーレス・サンドバリ( “幸せ”の伝道師 )
- シャネット( ギャンブル中毒なクズと付き合っている妊婦・度胸がある )
- 他多数w
カタカナばっかりで、途中で「 あれ?聞いたことあるけど誰だっけ? 」となったりもしましたが、それぐらい登場人物たちが入り乱れます。
ハンスとリリアン、そしてヨーン( 髪型変わりすぎ )も続投していますよ。
シーズン1では7人いた捜査班は、シーズン3ではついに捜査官4人だけになり、少数精鋭となります。( 無理じゃね? )
物語としての印象
犯人の主張と伝わらない叫び
『 THE BRIDHE / ブリッジ 』では北欧ミステリーならではの、社会問題が事件に密接に関係してきます。
今回は「 LGBTQ 」「 戦争の傷跡 」「 里子 」が、関わってきます。
最初の被害女性ヘルは、男性と子どもたちのマネキン人形と一緒に、おもちゃの食事でテーブルを囲んでいる状態で発見されました。
現実のヘルには同性の女性パートナーと養子の小さなこども、そして前夫との間にもうけた息子モーテンがいたのに、です。
LGBTQ活動家の被害者を、いわゆる『 普通 』と呼ばれる家庭の状況において見せた意味はなんなのか?事件は猟奇性を増して、手がかりをみつけても止めることができずに、連続殺人へと発展していきます。
感情を乱されるサーガ
前作2作と大きく変化している点は、自分のことでも第三者的な視点で物事を判断するサーガが、度々冷静さを失いそれによって( なんと )捜査にまで影響が出てきてしまうようになることです。
今まででは考えられないことです!
まったく他人と関わろうとしなかったサーガが、マーティンと初めてとも言える友人関係を築き、変化をしているように見えたのですが。
今作では『 サーガの過去 』が立ちふさがります。
前作までは暗闇の中で、サーチライトのように突き刺す光を放って道を照らしてくれていたサーガなのですが。今作では、さまざまな負荷により、誰に何を言われてもずっと堅固だったサーガが崩れていくのです。
脆くも「 サーガ・ノレーン 」という、芯がブレていきます。
話数が進むにつれて、サーガを見ていて、とても苦しい展開が待ち受けていました。
人は、そこまでひとを憎み、苦しめるものなのか?と絶句するほどです。
なかなか進展しない捜査
今まで以上にみんな好き勝手にやってくれる
北欧ミステリードラマ『 THE BRIDHE / ブリッジ 』では、同時多発的にいろんなことが起こります。
一見するとまったく関係ないような情報が錯綜しながら、絡まった人間関係も事件へとつながっていき、やがて集約されていくという演出方法がとられています。
が、今作は肝心なサーガがブレるので、なかなか捜査が進展しません。
いつもはサーガが1番に気づくようなことを、ヘンリックが指摘したりします。(まぁ彼も相当優秀なんですが)
ですので、捜査の方向が行ったり戻ったりするのが、まだるっこしいと思う方が出るかもしれません。
そして、一方で暴れまくるのが、妊婦の『 シャネット 』とギャンブル中毒のクズ男『 マーク 』でございます。(このクズ男、名前覚えなくてもいいくらいですが)
この若いカップルには、いや、もう君たちほんとなにしてんの?!って、子どものいる親としては心配通り越してあきれてました。
じつは猟奇殺人も気になるけど、こっちのカップルの行く末のほうが未知数過ぎて、病みつきになったくらいです。
またこのシャネットが、頑張りやさんで度胸もある女性なのですが、ダメ男メーカーなのが泣けます。
ある意味で変わらないサーガ
今作では、かなりサーガにとってキツイ状況が続きますが、唯一変わらないのが性欲です。( マジ )
なので、過去作同様にご家族で見ると気まずい思いをすることになります。
今作も、猟奇殺人の描写もありますので、対象年齢はR15くらいだと思います。
お気をつけください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
北欧ミステリードラマ『 THE BRIDHE / ブリッジ 3 』の感想レビューでしたが、過去作2作と比べると作品の雰囲気が変わってきたように感じました。
ただただひたすらに、まっすぐに事件に向かっていただけのサーガでしたが。不器用ながらも、他者との関係を構築しようとするようになるのです。より、サーガ本人の内面を描くようになります。
それでも、深く踏み込んでこようとする人には、線をひいてしまうサーガ。
そうさせてしまうのは、なぜなのか?
事件を起こす犯人にも苦しみや葛藤があるように、事件を追う捜査官にも悩みやどうしようもない現実があります。
ただ正義を振りかざして追い詰めるだけじゃないというところが、このドラマにこんなにも惹かれる理由なのかもしれません。
読んでくださって、ありがとうございます。
まめでした。
北欧ミステリーのおすすめ作品も記事にしています。
『 おいでよ北欧ミステリーの沼!暗くて凍えるよ 』よかったら参考にしてみてください!
コメント