ついにラスト!「 シーズン4 」
こんにちは、まめです。
来てくださって、ありがとうございます。
今回は、北欧ドラマ「 THE BRIDGE / ブリッジ 4 」を視聴し終わりましたので、感想レビューしたいと思います。
ついに来ました、ラスト。完結の「 シーズン4 」です!!!
「 サーガ・ノレーン 」と上質な「 北欧ミステリー 」に翻弄された、嵐のような時間が終わってしまいました。
犯人などのネタバレはなしで、紹介していきます。
「 シーズン1〜3 」のネタバレが見たい方は、「 シーズン4の第三話 」を見れば、今までのことをサーガが簡潔に語ってくれてますので、大変分かりやすいですよ。笑
今作では「 シーズン3 」で残された、さまざまな「 謎 」に決着がつきます。
「 シーズン4 」だけを見て、理解できるのか?と聞かれると返答に困りますが。
結論としては、ラストの感動をより享受するためには、やっぱり「 シーズン1〜3 」を見てからの方が良いのではないかと思います。
ストーリー紹介
北欧ミステリードラマ「 THE BRIDGE / ブリッジ 4 」は、2018年にスウェーデンとデンマークで制作されました。各58分の全8話になっています。
ここ!覚えといてください!いつものように、全10話だと思い、のんびり見ていたら8話が最終回でたいへん慌てました。( 勝手に勘違いしたのですが。せっかくの最終回なんだから、心の準備が必要じゃないですか?汗 )
(あらすじ)
スウェーデンとデンマークを結ぶ橋、「オーレスン橋」の下で女性の惨殺死体が発見される。
石で長い時間、打たれ続けたと思われる遺体からは強い殺意が感じられた。過激左派集団の「レッド・オクトーバー」が犯人として浮上するが、動機は社会に対する抗議のあらわれなのか?
そしてついに殺人事件の捜査の途中で、長らくの謎だったヘンリックの家族のゆくえに関係する人物が見つかる!
すべてが終わったとき、サーガは自分と向き合うことになる…。
物語は今回も「オーレスン橋」からはじまります。しかし、その捜査の現場にサーガはいません。
なんと、ある事件で刑務所に収監されていたのです。( 1年も! )
罪名は「 殺人 」で、有罪か無罪かの裁判結果が、今まさに出ようとしている状況から第一話がはじまります。
さすがシーズン4です。最後にふさわしい、絶望的な危機からのスタートなのです。
登場人物
新キャラクターも出てきますが、シーズン3ほどの入れ替えがないので覚えやすいです。
- ヨナス( コペンハーゲン警察の捜査官。ヘンリックの相棒・LGBTQへの偏見が強く、上昇志向 )
- ユリアとイダ( 路上生活の姉妹・大人への警戒心がとても強い。事件の核心に触れる存在となっていく )
- ターリック( 不法移民でイランに強制送還されようとしている。ゲイという理由で、国外退去になった場合には死刑にされることが確定している )
- ケビン( ヘンリックが断薬会で知り合った車椅子の青年。あるトラウマを抱えている )
- クリストファー( 父親から虐待されている。紹介された村に母親と逃げてきた青年。イケメン )
- フランク(クリストファーとソフィー親子を匿うために、村で面倒をみる親切な人物)
リリアンとヨーンは今作も続投しています。リンもいるよ。
そして、何気にずっとサーガの協力者だったイケオジ検視官さんもちゃんといます。(気にしてなかったけど、この方の名前が出てこなかった!あると思ってたびっくり!!)
この人物が気になりました
登場回数はすごく少ないのですが、「 マルメ警察署長のリン 」です。
シーズン3では、ハンスの代わりを務めるためにサーガに強く対応することがあったリンですが。状況判断的にも、対外的にもかなり能力の高い人物だと思いました。
部下の心情に寄り添いすぎる傾向のあるハンスとは、対象的に描かれていたということもありますが。シーズン4でも、仕事としてちゃんと線を引いた上で、辛い状況のサーガを心配します。
女性で、警察署長という立場のリン。バックボーンがあまり描かれてはいないのですが。
ヘンリックに「 子どもはいるだろ? 」と聞かれ。「 子どもがいた 」とだけ答えるリン。
この場面がなんだか印象に残っています。
あきらかになる謎と関係
「 親 」と「 こども 」
今回も、「 移民問題 」、「親と一緒にいられない子どもたち」などの社会問題が関わってきます。それに加えて、「 PTSD 」「 娘 」「 こども 」がキーワードになっていたように感じました。
特に今回は、シーズン3での最大の謎「 ヘンリックの家族のゆくえ 」と。
ドラマ「 THE BRIDGE / ブリッジ 」全シーズンを通しての謎である、サーガの根幹にずっと黒くまとわりついていた「 サーガの家族の真実 」が明らかになります。
今作も「 オーレスン橋 」ではじまった惨殺事件は、連続殺人事件へと発展していきます。
「石打ち」から始まった殺人は、「 死刑 」執行の時に行われる方法で殺害されていることにサーガは気がつきます。被害者たちにどんな接点があるのか?
事件が展開するうちに「死刑執行」殺人は、サーガたちの身近に迫ってくることになるのです。
サーガの揺れ
サーガは「 シーズン3 」での、事件の悲劇的な結果によってPTSDを発症してしまいます。
それでも自分に起こったことを、冷静に対処しようとするところがサーガらしいのですが。これによってサーガは、自分を第三者に説明していくという、自己分析以外の視点をはじめて受けることになります。
また相変わらず、正しいことをしようとして( 社会生活的に )まちがってしまうサーガも健在です。
「 あぁ!まったくサーガってば、もうっ 」って、ツッコミ入れながらも。変わらないサーガの姿に、安心したのも事実です。
それというのも、シーズン3からのサーガとヘンリックとの関係が進むにつれて。サーガの弱さのようなものが出てくるからです。人間関係がうまく構築できないゆえに、戸惑い。取り戻そうと必死になって事件を追うサーガ。
ひとりで立っていられる時は、誰も必要としない強さで前を向いているサーガですが。「他人と違う」ということも充分に分かって、苦しんでいるのもサーガです。
「 シーズン4 」では、さらにサーガとヘンリックの関係がこじれていきます、ふたりの進む方向はどちらに向いているのでしょうか?1話ごとに、関係が変わっていくので忙しいですよ、まったく。
やっぱり気をつけてR15です
これは、シーズン4だけでなく「 THE BRIDGE / ブリッジ 」のドラマ全話を通しての話になります。
U-NEXTなどの配信の作品情報には、R指定の記述はないのでお子さんが間違って見ないように気をつけてください。
うちは、娘(14歳)が好奇心から画面を覗いてしまい、ある遺体の場面ですごく驚いて飛び退いてしまいました。それぐらい凄惨な状況が多く映し出されます。
反省を込めまして、注意喚起です。
「 THE BRIDGE / ブリッジ 」というドラマ
正直にいうと「 シーズン1 」を見た後は、ここで完結としていいんじゃないかな?シーズン2から、その後の作品って、見たほうがいいのかな?と迷っていました。
それほど、「 シーズン1 」は完成された物語でした。
けれども、やはり「 サーガ・ノレーン 」に魅了され、「 THE BRIDGE / ブリッジ 」の世界観に取り込まれてしまったので、シーズン2を再生していましたよね。
そしてシーズン1〜4まで、すべて見終えてみて。
結論としては、全シーズンを見てよかったと思いました!
すべてを見終わった時。「 サーガ・ノレーン 」という人物の区切りに立ち会えたんだという、嬉しさが込み上げて来ました。
ラストシーンは、各配信の作品情報のサムネにもなっていますが、やはり「 オーレスン橋 」です。
そこでのサーガを、是非見てほしいと思います!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
参考になればうれしいです。
まめでした。
北欧ミステリーをもっと見たい、読みたい!と思われたら。
推しの作品を紹介しています「 北欧ミステリーの沼おいでよ!暗くて凍えるよ 」も、参考になればうれしいです。
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