今回は、Netflixで2023年に配信された、「 クレイジークルーズ 」を視聴したので感想レビューです。
吉沢亮と宮崎あおいのW主演、脚本は坂元裕二。
前情報ナシで観たら導入は三谷幸喜かな?って思いました。
それくらい「 舞台劇 」の風味が強かったです。
おすすめの方としては「 恋愛ドラマとライトな推理劇を観たい方向け 」だと感じました。
おもしろかったポイントと、ここはイマイチだったところを。
犯人などの重要なネタバレはなしで、感想レビューしていきます。
よかったら視聴の参考にしてください。
「クレイジークルーズ」

あらすじ


配信時間は2時間を超えるので、ちょっと途中ダルく感じる方がいるかもしれません
登場人物
- 豪華客船「 MSCべリッシマ 」のバトラー(冲方優)ー演:吉沢亮
- 謎の女性( 盤石千弦 )ー演:宮崎あおい
- わがままな乗客A( 保里川藍那 )ー演:菊地凛子
- 訳ありな乗客A( 萩原汐里 )ー演:蒔田朱珠<まきたあじゅ>
- 久留間総合病院医院長( 久留間道彦 )ー演:安田顯
- 医院長夫人ー( 久留間美咲 )ー演:高岡早紀
- 久留間病院理事長( 久留間宗平 )ー演:長谷川初範
- 久留間家の家政婦・佐久本の息子( 佐久本奏翔 )ー演:潤浩<ゆんほ>
- 豪華客船「 MSCべリッシマ 」の船長( 矢淵初美 )ー演:吉田羊


劇中はみんな、ほぼ役職で呼んでいるので、名前は覚えなくても支障ありません。
船長なんて観終わってから、名前を知りましたよ笑
思ったよりへなちょこな主人公・冲方
冲方さんは豪華客船のバトラーとして、眼鏡をかけてビシッと制服着こなしているヴィジュアルから。
東川篤哉さんの「 謎解きはディナーのあとで 」の執事・影山のようなインテリで頭の回転が速いキャラクターなのかと思っていました。

ですが、実際は頼り甲斐のあるバトラーというわけではなく。
乗客のクレームを一身に受け止める「 避雷針 」として、ひたすらに「 申し訳ございません 」を繰り返している姿でした。


同僚から「 冲方さんにプライドはないんですか? 」と言われるほど、
乗客に酷い言い方をされても、尽くそうとする姿に。
初めは正直、イラっとしました。
しかしそこに飛び込んでくるのが、自分の恋人が冲方の彼女と浮気をしてる!と乗り込んできた盤石千弦(ばんじゃく ちづる)。

余談ですが、宮崎あおいのスタイルが抜群です!
最初の走っているシーンで足がキレイ〜と見惚れました。
ミステリ映画というより恋愛ドラマ多め

冲方たちは紆余曲折ありながらやっと、見たはずの死体を探そうとします。
ですが、推理という過程はあまりありません。
「 本格的な推理映画 」を求めている人には不向きだと思います。
それよりはキャラクターたちの心情をかなり丁寧に描いているので、普通のミステリー映画とはちょっと味わいが違いました。
個人的には主役ふたりのメインストーリーよりも。
久留間家の家政婦の息子で、お嬢様のお世話をするために船に一緒に乗り込む奏翔(かなと)と。
久留間のお嬢さま玲奈(れな)のお話の方が良かったです。
今でもそんな関係あるの?ってくらい。お金持ちのお嬢様と使用人の息子という設定。


頑張って敬語を使って大人のように振る舞っている姿が、頑張っていて可哀想なんだけどかわいかった。
「 自分以外みんなわがまま。こんな船沈んじゃえばいいのに 」と呪いの言葉を吐いたり。
大人に振り回される子供の姿が、一番心に来ました。
キャラクターの数=価値観の違い
クレイジークルーズというタイトルからわかるように、かなり個性的な登場人物たちです。
わがままな乗客Aの映画プロデューサー・保里川藍那(ほりかわ あいな)の価値観は、ずば抜けてヤバかったですが納得させられるところもありました。

他の登場人物たちも、わがままとも自己中とも見えるし、みんな「 自分が正しい 」と思っている。
けれども、自分の信念に基づいて生きている。
確かにストーリーに都合のいい登場人物とは違って、現実的でリアルだなーと感じました。

この映画は「 人の数だけある価値観 」を観る映画なのかもしれない。
あと、吉沢亮が困っている姿を堪能する時間。
何はともあれ楽しかった
いかがだったでしょうか。
筆者は観終わった後に、映画評価のサイトなどを見ましたがレビューは軒並み低かったですね。
「 ミステリも恋愛ドラマも中途半端 」という意見が多かったです。
確かにそう思う気持ちはわかります。
筆者も「 ミステリ映画 」を求めて観たので、途中で事件そっちのけで恋愛ドラマが始まった時に離脱しそうになりました。
でも、その「 恋愛ドラマ 」が鍵を握ることになり、ラストは楽しく鑑賞することができました。
それはたぶん、坂元裕二さんの書くセリフの説得力なのだと思います。
設定は突飛なんですが、心情はとてもリアルなのです。
そのチグハグさが面白く感じたのかもしれません。
ぜひそのチグハグさを観てみて、感じて欲しいです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
まめでした。


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